0859-34-5455
開館時間:9時から17時まで(休館日を除く)
休館日:火曜日・12月29日〜1月3日
ペルセウス座流星群やふたご座流星群は「3大流星群」と呼ばれるほど明るい流れ星が多く、市街地でも街明かりに負けない明るい流れ星が流れることがありますので、おうちからでも見つかります。ぜひ観察にチャレンジしてみてください。
流れ星とは、彗星が放出した、宇宙を漂っている直径数mm~数cmのチリの粒が、地球の空気に飛び込んできて光る現象です。地球が彗星の軌道を横切る場所は、毎年ほぼ決まっているので、毎年同じような頃に、流れ星がたくさん流れます。これを流星群と呼んでいます。
地球に飛び込んでくるチリの粒は全て同じ方向から飛んできますが、それを地上から見ると、星空のある1点から放射状に流れていくように見えます。
流れ星が一番たくさん流れる時間を極大時刻と言いますが、この時間は過去の活動から予測した時間ですので、あくまでも目安となる時間です。
ペルセウス座流星群の極大日は毎年8月12日・13日ごろ
ふたご座流星群の極大日は毎年12月13日・14日ごろ
ただし、この前後数日間も極大日ほどではありませんがそこそこ流れますので、曇りや雨の予報が出ているときは、その前後の夜に夜空を眺めてみてください。
また、流れ星は、宇宙を漂っているチリと地球の大気がぶつかることで光ります。そのため、基本的には地球の進む向きになる午前0時以降に流れ星の数が増えます。
流れ星はどこに流れるか分かりません。できるだけ空の広い範囲を見渡すようにしてみてください。
月明かりがない日の、星がよく見える夜空の暗い所では、頑張って1個も見逃さなかった場合、「3大流星群」は極大の頃に1時間あたり40~50個見られます。
空の明るいところではもちろん明るい流れ星だけが見られますので、10~20個ぐらいになります。街中で見る場合は、街灯の光や、家の明かりが目に入らないようにして見てみましょう。
流れ星が飛んだ時間や、明るさなどを記録してみましょう。何日かに分けて観察すると、どの日が一番多く飛んだのかがわかります。
流星群は何月何日の何時が一番たくさん飛ぶか、実は未だに正確な予測が難しくよく分かっていません。ぜひ記録をつけて一番たくさん飛んだ日を探してみてください。
「流れ星観察記録」は毎年、ペルセウス座流星群とふたご座流星群で使えるように、月や惑星は書いてありません。見えていたら、一緒に書いてみましょう。
観察するときは25分観察して5分休憩、また25分観察して5分休憩・・・と繰り返すと観察しやすくなります。気長に流れるのを待ちながら星空の様子や時間の流れなど、ゆったりと感じてみましょう。